ボーナスを貯金するのはもったいない?2016年から始める投資術
夏のボーナスから約1ヶ月が経ち、自分のボーナスの使い方や他人のボーナスの使い道が気になる人も多いのではないでしょうか。
マイナビの調査によると、2016年夏のボーナスは、中央値※が35万円。ボーナスの使い道については、『預貯金』が約60%と圧倒的な支持を得ました。
※ボーナスが少ない順にデータを並べたとき、中央に位置するデータ。
ボーナスを単に平均すると、極端にボーナスが高い人によって平均値が大きく底上げされてしまい、実感とかけ離れてしまうため、給与関係の調査では中央値が使われます。
2016年夏ボーナス
中央値 | 平均値 |
---|---|
35万円 | 46万円 |
ボーナスの使い道
預貯金 | 59.8% |
---|---|
旅行・外食・娯楽 | 34.4% |
生活費 | 26% |
商品・サービスの購入 | 20.2% |
ローン返済・保険全般の支払い | 16.5% |
ただし、2016年はマイナス金利の真っ只中。銀行に預金しても、受け取ることができる利息はほんのわずかです。
例えば、三菱東京UFJの定期預金金利は0.01%。100万円を10年間預けたとしても、利息は800円。普通預金はさらに利息が10分の1ですから、金利の水準がこのまま続いた場合、10年間で利息は80円にしかなりません。
もちろん、貯金には万が一の際にもすぐに取り出せるというメリットがあります。しかし、緊急時のお金は確保してあり、なんとなく貯金をしているという場合、ボーナスをそのまま眠らせてしまうよりも、それを元手に投資にチャレンジするという選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。
少額からスタートできる、おすすめの投資
投資というとハードルが高いイメージがあるかもしれませんが、初心者が少額からスタートできる投資商品も多数あります。なかでも気軽にスタートできる投資手法が、「株主優待」や「IPO」に注目した株式投資です。
1.優待を狙って株を購入
株は値上がりで得られる利益だけでなく、企業によっては株主に対して商品券や自社製品などの株主優待を提供している点が大きな魅力です。
どの企業の株を購入するか検討する際は、普段の生活で良く利用している店舗や商品の株を調べたり、ネットで紹介されているおすすめの株を参考にすると良いでしょう。
- 株を購入するまでの手順
- ①証券会社で投資用の口座を開設
- ②ボーナスを入金
- ③株主優待を調べ、株を購入
参考記事
2.IPOに申し込む
IPOとは新しく上場する株のこと。IPO株は値上がりする可能性が非常に高いことで知られており、2015年に上場したIPO株は約9割が値上がりしました。
投資家からの人気も高く、購入するためにはまず証券会社の抽選に申し込み、IPOの購入権利を獲得する必要があります。抽選にはまとまった資金が口座に入っている必要があるため、ボーナスを元手に使うと良いでしょう。
- IPO株を購入するまでの手順
- ①証券会社で投資用の口座を開設
- ②ボーナスを入金
- ③IPO株の抽選に申し込む
参考記事
今回は比較的にリスクが低い投資商品を紹介しましたが、投資には元本割れのリスクがあり、確実にリターンを狙える投資はありません。万が一、損失が出ても生活に影響しない余剰資金を使って取り組みましょう!