LINE証券を利用するメリットとデメリットは?投資のプロによるサービスの評価と評判も

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LINE証券のメリットとデメリットとは?投資のプロの評価と利用者の評判も

LINE証券とは?

LINE証券は、LINE Financial株式会社と証券会社最大手「野村ホールディングス」が提携し、2019年8月からサービスの提供を開始した証券会社。
スマホで口座開設の手続きが完了するほか、LINEアプリから簡単に株式や投資信託に投資することができます。さらに、1株単位での投資やLINEポイントを使ったポイント投資にも対応。お得に株が購入できるキャンペーンやタイムセールを実施する等、他の証券会社にはない独自のサービスを多数提供し、注目を集めています
投資初心者のなかには、利便性やお得度の高さから、LINE証券の利用を検討している方も多いはず。

そこで、今回のマネーピックの特集では、LINE証券に注目し、投資初心者向けにサービスのメリットとデメリットをわかりやすく解説。さらに、投資のプロによるLINE証券の評価と実際にサービスを利用したユーザーの評判についてもご紹介します。
LINE証券の利用を検討している方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

LINE証券

LINE証券・画像

LINE Financial株式会社と証券会社最大手「野村ホールディングス」が共同出資し、設立した証券会社。
LINE証券では、国内有名企業の株を1株数百円から購入可能。加えて、LINEポイントを利用したポイント投資にも対応している。また、業界最低水準の取引手数料を実現しているほか、お得に株を購入できるキャンペーンも充実。
スマホで口座開設が完結し、最短翌営業日から取引ができる点もチェックしておきたい
普段利用しているLINEのアプリから簡単に取引ができるので、LINE証券は、気軽に投資をスタートしたい人におすすめの証券会社といえるだろう。

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LINE証券の5つのメリット

はじめに、LINE証券を利用する5つのメリットを見ていきましょう。

LINE証券のメリット その1
少額投資に対応!有名企業の株を一株単位で購入できる

LINE証券は少額投資に対応しており、投資信託を100円以上1円単位、ETFは1口単位、国内株式は1株単位で購入することが可能です。

なかでも注目したいのは、有名企業の国内株式を1株単位で購入できる「相対取引」に対応している点。通常、株式投資を行う場合、「最低100株から」等、投資単位に一定の縛りが設けられているケースが多いため、有名企業の株を1株単位で購入でき、気になる銘柄に簡単に投資できる点は、LINE証券を利用する大きなメリットといえるでしょう。また、1株数百円からと安い金額で購入できる点も魅力です。

さらに、LINE証券では、口座開設すると最高3株分の購入代金がもらえる「初株チャンスキャンペーン」を実施しているほか、対象銘柄を最大7%OFFで購入できる「タイムセールキャンペーン」を不定期で開催
お得に株を購入できるキャンペーンが充実している点も、LINE証券を利用する際に押さえておきたいポイントです。

LINE証券では、2020年5月10日から現物取引をスタート
2020年5月10日からLINE証券では、1株単位での相対取引に加え、100株単位(単元株数)で株式投資がおこなえる現物取引(取引所取引)への対応を開始。現物取引は、東京証券取引所に上場している約3,700銘柄が投資対象になるため、5月10日以降は、ほとんどの銘柄に投資できるようになりました

LINE証券取り扱い銘柄(国内株式)

  • 1株単位(相対取引):1015銘柄(※2020年10月21日現在)
  • 100株単位(現物取引):約3,700銘柄

幅広い選択肢のなかから自分の気になった銘柄を選び、お得に投資できる点も、LINE証券の大きな魅力です。

LINE証券のメリット その2
取引手数料が圧倒的に安い

他の証券会社と比較し、取引手数料が圧倒的に安い点もLINE証券のメリットの一つ。
購入する金融商品によっても異なりますが、LINE証券の取引手数料は下記の通りです。

LINE証券の取引手数料

国内株式(相対取引)、ETF 0円
ただし、購入価格にスプレッドが含まれる。
国内株式(現物取引)
  • 買付手数料:0円
  • 売却手数料:99円~1,771円
    (※約定代金によって異なる/インターネットでの取引の場合)
投資信託
  • 購入手数料:0円
  • 売却手数料:0円

なかでも、国内株式(現物取引)の取引手数料は、数ある証券会社のなかでも業界最低水準。取引手数料が安く、有利な条件で投資ができる点も、LINE証券を利用する際にチェックしておきたいメリットといえるでしょう。

LINE証券のメリット その3
平日21時までの取引に対応

夜・イメージ

LINE証券では日中の取引に加え、取引所での取引が終わったあとの平日17時から21時までの夜間取引にも対応しています。(※夜間取引に対応しているのは、1株単位で取引ができる相対取引のみ)
つまり、LINE証券であれば、夜間に大きなニュースがあった際などに、朝まで待つ必要なく、値動きを見ながら取引することができます。また、日中、仕事が忙しい人でも、LINE証券であれば、仕事後の時間を利用した取引が可能です。
平日21時までの夜間取引に対応し、高い利便性を実現している点もLINE証券のメリットの一つ。

LINE証券と取引所の取引可能時間を比較

LINE証券 銘柄のグループごとに取引時間が異なる。
グループA
  • 日中取引:9:00~11:20、11:30~12:20、12:30~14:50
  • 夜間取引:17:00~21:00
グループB
  • 日中取引:9:00~11:20、12:30~14:50
グループC
  • 日中取引:9:00~11:20、12:30~14:50
取引所 9:00~11:30、12:30~15:00

LINE証券のメリット その4
LINEポイントを使ったポイント投資もできる

LINE証券では、LINEポイントを使ったポイント投資にも対応しています。つまり、LINEポイントが貯まっていれば、現金不要で投資スタートすることが可能です
貯めたLINEポイントを使い、気軽に投資ができる点も、LINE証券を利用する際にチェックしておきたいメリットの一つといえるでしょう。

ちなみに、貯めたLINEポイントは、1ポイント=1円換算でLINE Pay残高に交換したうえで、最低100ポイントから、LINE証券の国内株式やETF、投資信託の購入に利用することが可能です。
ただし、LINEポイントには180日間の有効期限があり、ポイント取得から180日を経過するとポイントは失効します。LINE証券でポイント投資をおこなう際は、保有しているLINEポイントの有効期限を事前に確認しておきましょう。

LINE証券のメリット  その5
口座開設がスマホだけで完結

スマートフォン・イメージ

証券会社の口座開設がスマホだけで完結する点も、LINE証券を利用する際にチェックしておきたいメリットの一つ。
LINE証券では口座開設をする際、面倒な書類のやり取りはなく、必要事項を登録し、スマホで本人確認書類と顔写真を送るだけで完結します。その後、審査に通過すれば、最短翌営業日に口座開設が完了し、LINE証券での取引をスタートすることが可能。スマホから簡単に口座開設ができる点も嬉しいポイントといえるでしょう。

また、別途LINE証券のアプリをインストールしなくても、普段使っているLINEのアプリ内から簡単に取引できる点も押さえておきたいポイントです。

LINE証券に口座開設できる条件
日本国内に居住する20歳以上70歳以下の方で、日本国籍を持っている方。(※未成年者の口座開設や、家族による未成年者の口座開設は不可。)

LINE証券の3つのデメリット

LINE証券を利用する際は、サービスのメリットだけではなく、デメリットについてもしっかりとおさえておくことが大切です。
本チャプターでは、LINE証券の3つのデメリットについて、わかりやすく解説します。

LINE証券のデメリット その1
取引価格にスプレッドが含まれる

LINE証券では、他の証券会社と比較し、取引手数料が安く設定されている分、国内株式(相対取引)・ETFの取引価格にスプレッドが含まれています
スプレッドとは、取引する際の買値と売値の差で、実質的な取引コストのこと。ちなみに、スプレッドの数値が小さいほど、コストは低くなります。
LINE証券で設定されているスプレッドは以下の通り。

LINE証券のスプレッド

銘柄、取引時間ごとにスプレッドが異なる。


グループA

  • 9:00~11:20、12:30~14:50
    取引所(東証)の最良気配を基準に0.2%のスプレッドを加減算
  • 11:30~12:20
    取引所(東証)の最良気配を基準に1%のスプレッドを加減算。
    ※終値引けのみ対象。
  • 17:00~21:00
    翌日基準値段に1%のスプレッドを加減算

グループB

  • 9:00~11:20、12:30~14:50
    取引所(東証)の最良気配を基準に0.3%のスプレッドを加減算

グループC

  • 9:00~11:20、12:30~14:50
    取引所(東証)の最良気配を基準に0.4%のスプレッドを加減算

上記の表からもわかるように、LINE証券の場合、日中取引時には0.2%~0.4%とスプレッドが低く設定されているものの、夜間取引時には1%と日中取引時と比較すると高くなります
どうしても夜のうちに取引しておきたい場合以外は、日中に取引をおこなうことをおすすめします。

取引価格にスプレッドが含まれ、さらに夜間取引の場合、スプレッドが高くなる点は、LINE証券を利用する際のデメリットといえるでしょう。

LINE証券のデメリット その2
NISA、つみたてNISA、iDeCoは利用できない

LINE証券では2020年6月17日より、毎月最低1,000円からの投資信託の積み立て投資が可能になりました。ただしLINE証券では、「つみたてNISA口座」の開設には対応していません。
また、NISA口座(一般NISA口座)の開設や、個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」も非対応となっています。

将来に備え、長期を前提に投資で資産形成ができるNISA、つみたてNISA、iDeCoに対応していない点も、LINE証券を利用する際にチェックしておきたいデメリットの一つ。

※ただ、2020年6月17日に発表されたプレスリリースによると、LINE証券では今後、「つみたてNISA」や「iDeCo」など、ユーザーニーズの高いサービスについても取り扱いに向けて準備を進めていくとのこと
将来的には、LINE証券で「つみたてNISA」や「iDeCo」などが利用できる可能性がある点も押さえておくと良いでしょう。

LINE証券のデメリット その3
出金手数料が発生する

LINE証券では株式やETFなどの売却代金を出金する際、LINE Payに出金する方法と、銀行口座に出金する方法の2種類があり、銀行口座に出金する場合、220円(税込)の出金手数料が発生します。この点もLINE証券を利用する際に、憶えておきたいデメリットの一つといえるでしょう。
ちなみに、LINE Payに出金する場合、出金手数料はかからないため、売却代金を出金する際は、LINE Payを利用するのがおすすめです

LINE証券に対する投資のプロの評価と評判

本チャプターでは、LINE証券を投資のプロ「Raptor(ラプター)」さんが評価。さらに、実際にLINE証券を利用している利用者からの評判についてもご紹介します。

投資家として20年以上の経験を持ち、負けたのは1年のみ。いまだに億単位の収益を上げている投資家「Raptor(ラプター)」さんによるLINE証券の評価をチェックしておきましょう。

投資家「Raptor(ラプター)」さんによるLINE証券の評価

Raptorさん

Investor Raptorさんプロフィール
株式投資はもちろん、債券、FX、不動産、ソーシャルレンディング投資でも成功を収めているプロ投資家。20年を超える投資経験の中で、トータルで負けた年は1年のみ。これまでに稼いだ投資収益は数億円、保有資産は20億円に達する敏腕トレーダー。

私は仕事柄いろいろな投資アプリを試していますが、LINE証券はLINEをインストールしていれば、新たなアプリを入れる必要がないところがすごく便利ですね
以前は東証の一部銘柄しか取引できませんでしたが、現在はほぼ全ての銘柄を取引できます。また通常は100株単位でしか購入できない株を1株から購入できるというのは、少額投資したい方にとって、大きなメリットがあると感じました。1株から投資できるのであれば、気になる銘柄をちょっとずつ買うことができますからね。
あと、タイムセールのお得度が半端ではないです。ちなみに実は私もタイムセールには何回も参戦しています。購入枚数に規定があるので、利益は数百円から数千円程度ですが、ほぼ確実に勝てます。投資で勝ちたい!と考えている人ならタイムセールは間違いなく、要チェックのサービスです。

LINE証券の評判 ―サービス利用者からの口コミ

LINEからすぐにアクセスすることができ、スマホで手軽に投資できるのですごく便利。また取引手数料が圧倒的に安い点も大きなメリット。実際周りで使っている投資家が増えており、評判も総じて良い。最近は証券会社の新規入会キャンペーンが減っているので、LINE証券のキャンペーンがより魅力的に見える。バーゲンセールは画期的で、多分他の証券会社でこういうサービスを実施しているケースはない。証券会社側は間違いなく赤字だと思うし、ユーザーのためにやっているのだと思う。いつ終わるかわからないキャンペーンなので、参加すべき。デメリットは、最近ユーザーが増えすぎてバーゲンセールがすぐに終わってしまう点。ゲリラ開催なので、開催される日は勝負です。(43才・男・投資家)

投資初心者ですが、1株数百円から株を購入できる点、スマホで口座開設の申し込みが完結する点が良いと思い利用を始めました。LINEのアプリから、ちょっとしたスキマ時間を利用して株が買えたり、値動きを確認できたりするので、投資初心者でも使いやすいと思います。また、口座開設時のキャンペーンやタイムセールなど、お得に株が購入できるサービスが充実している点も魅力です。ちなみに、タイムセールは不定期に開催されるのですが、開始30分後にはもう終わっていました…。タイムセールの開催日時は事前に告知されるので、セールを狙って株を購入するのであれば、開始時間をしっかり押さえておくのがおすすめです。(30代・女・会社員)

LINE証券が提供するFX取引サービス「LINE FX」とは?

LINE証券では2020年3月から、外国為替証拠金取引(FX)サービス「LINE FX」の提供を開始。専用アプリからFXの取引ができると注目を集めています。
FXに興味のある方は、この機会にLINE FXを利用してFXにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

LINE FX

LINEFX・画像

LINE証券が提供する外国為替証拠金取引(FX)のサービス。専用アプリをインストールするだけで、スマホから簡単にFXの取引をおこなうことができる。
LINE FXの特徴は、初心者でも利用しやすいよう、直感的に操作できるデザインとなっている点。また、FX取引で主要な10通貨ペアを全て手数料無料(取引単位は10,000通貨)、業界最低水準のスプレッドで取引できる点もLINE FXを利用する大きなメリットといえるだろう
LINE証券の口座をすでに持っている場合、最短約1分で口座開設の申し込みができるので(※LINE証券の口座を持っていない場合でも最短約3分で口座開設の申し込みが可能)、LINE FXは、LINE証券の口座を持っている人はもちろん、スマホから簡単に取引ができるFXサービスの利用を検討している人であれば、ぜひチェックしておきたい。

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LINE証券に関するQ&A

Q1:LINE証券で購入できる株にはどんな銘柄がある?

A1. 2020年6月現在、LINE証券では1株単位で購入できる国内有名企業315名柄、100株単位で購入できる東京証券取引所に上場している約3,700銘柄の株を購入することが可能です。また、2020年8月3日からは、1株単位で購入できる国内有名企業の株に18銘柄が追加予定となっており、幅広い選択肢のなかから、気になる企業に投資することができます。

Q2:LINE証券で株主優待や配当を受け取るには?

A2. 株主優待は、優待を受け取れる株数を保有していれば、受け取ることが可能です。また、配当は、配当を実施する株式を、権利落ち日に保有していれば、1株あたりの配当を受け取ることができます。ちなみに配当は、保有株数に応じて、LINE証券の取引口座に現金残高として入金されます。

Q3:LINE証券を利用した場合、確定申告は必要?

A3. LINE証券の口座開設をする際に「特定口座(源泉徴収あり)」を選択すれば、確定申告は原則不要です。一方、口座開設の際に「特定口座(源泉徴収なし)」を選択し、年間の取引支出がプラスの場合や、損失を翌年に繰り越す場合、他社で発生した損益と通算する場合などは、確定申告をおこなう必要があります。 また、配当金・分配金に関しては、源泉徴収区分の「あり」「なし」にかかわらず、税金が源泉徴収されます。

LINE証券

LINE証券・画像

LINE Financial株式会社と証券会社最大手「野村ホールディングス」が共同出資し、設立した証券会社。
LINE証券では、国内有名企業の株を1株数百円から購入可能。加えて、LINEポイントを利用したポイント投資にも対応している。また、業界最低水準の取引手数料を実現しているほか、お得に株を購入できるキャンペーンも充実。
スマホで口座開設が完結し、最短翌営業日から取引ができる点もチェックしておきたい
普段利用しているLINEのアプリから簡単に取引ができるので、LINE証券は、気軽に投資をスタートしたい人におすすめの証券会社といえるだろう。

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まとめ

LINE証券のメリットやデメリット、投資のプロによるサービスの評価と評判等について解説した今回の特集はいかがでしたでしょうか?

LINE証券は、口座開設や取引をスマホ1つで簡単におこなうことが可能です。また、少額投資やLINEポイントを使ったポイント投資にも対応。利便性が高く、気軽に投資をスタートできるので、特に投資初心者であれば、ぜひ利用を検討すべきサービスといえるでしょう。

その一方で、LINE証券には、メリットだけではなくデメリットも存在するため、サービスを利用する際は、メリットに加え、デメリットについても事前に把握しておくことが大切です。 LINE証券の利用を検討している方は、本特集で解説したサービスのメリットやデメリットに加え、投資のプロによる評価と評判も参考に、LINE証券での投資にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

著者

溝口 麻衣

溝口 麻衣
Hayakawa所属のチーフライター兼編集者。主な執筆ジャンルは英会話、格安SIM、住宅ローン、保険、エンタメ。
わかりやすく、ちょっとした気付きのある記事を目指して、日々原稿を執筆中。御朱印集めと北欧関連の情報収集が好き。

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