総評
マネーピック編集部
- 総合評価
- 4.0
アイキューブドシステムズは、法人向けモバイルデバイス管理サービスを手掛けるIT企業です。テレワーク関連の銘柄と見なすことができます。2017年の黒字化後、順調に業績を伸ばしており、2020年7月にIPOする企業の中では、時価総額が大きく、期待値が高い銘柄と言えるでしょう。
主力商品のモバイル管理ソフトウェア「CLOMO」は、MDM市場(モバイル端末管理市場)で9年連続No.1を誇っており、NTTドコモも導入する等、確かな実績を誇っています。公募価格での想定時価総額が135億円前後と新興企業としては高いため、初値が何倍にもなるという可能性は低いですが、公募価格を割れる可能性も極めて低い、堅いIPO銘柄と言えるでしょう。
主幹事は野村証券ですが、幹事証券にSBI証券、マネックス証券、大和証券他、抽選申し込みを採用している証券会社が名を連ねている点も要チェックです。
投資判断はB+、初値は3,900円と予想します。
企業概要
事業内容 |
クラウドやモバイルの技術を駆使したソリューションサービスの開発・販売 |
所在地 |
福岡県福岡市中央区天神4-1-37 第1明星ビル4階 |
設立 |
2001年(平成13年)9月 |
代表取締役社長兼CEO |
佐々木 勉 |
証券会社リスト
証券会社 |
割当て |
岩井コスモ証券 |
-株 |
岡三オンライン証券 |
-株 |
auカブコム証券 |
-株 |
主 … 主幹事
… IPOの当選確率は、幹事を務める証券会社の「IPOの分配方法」により大きく左右されます。一般に、大手証券会社は店頭取引(大口顧客)への分配比率が高く、抽選分配は少なめ。一方、個人投資家の利用が多いネット証券では、抽選による分配がメインとなっており、個人投資家のIPO当選確率が高くなります。なかでもおすすめなのが、IPOの割当て株数のうち70%を抽選で配分し、抽選に外れた場合でも「IPOチャレンジポイント」が付与され、次回のIPOの当選確率がアップするSBI証券。また、どれだけ資産を持っていても申し込める株数が1単元のみ、さらに割当て株数の100%を完全平等抽選するマネックス証券もおすすめです。
IPO情報
IPOスケジュール |
申込期間 |
6/29-7/3 |
当選日 |
7/6 |
購入期間 |
7/7-7/10 |
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価格 |
想定価格 |
2,630円 |
仮条件 |
– |
公募価格 |
– |
想定価格のPER |
61.39倍 |
初値予想 |
3,900円 |
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株数 |
公募株数 |
150,000株 |
当選株数 |
172,500株 |
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企業規模 |
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その他 |
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