給与振込口座にする銀行はどこがおすすめ?ネット銀行やメガバンクをメリット・デメリットで比較

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給与振込口座のおすすめは?メガバンクとネット銀行を比較

目次
1.給与振込口座の賢い選び方
2.メガバンクに給与振込口座を開設するメリット・デメリット
3.地方銀行・信用金庫に給与振込口座を開設するメリット・デメリット
4.ネット銀行に給与振込口座を開設するメリット・デメリット
5.給与振込口座のおすすめは?編集部が選ぶ!厳選3行
 5-1. 東京スター銀行
 5-2. GMOあおぞらネット銀行
 5-3. 住信SBIネット銀行
6.給与振込口座は家計のハブ的存在。メリット・デメリットを比較して自分に合ったものを選ぼう
 Q&A. 給与振込口座に関するQ&A

給与振込口座の賢い選び方

就職やアルバイトなど、社会で働きはじめると、給与を受け取るために「給与振込口座」を提出することになります。
勤務先から振込先に指定できる銀行を提示されるケースもありますが、任意の振込先を指定できる場合は、複数の銀行を比較してみましょう。
その理由は、銀行によっては給与振込口座に指定するだけで様々な特典を用意しているところがあるためです。

給料

給与振込口座は、現金の引き出しや他行への振り込みをする機会も増えるので、ATMの数や無料利用できる時間帯、振り込み手数料なども重要なポイントのひとつ。

そこで本特集では、給与振込口座に指定されることが多い「メガバンク」「地方銀行&信用金庫」「ネット銀行」を比較して給与振込口座としての使い勝手やおすすめ度について解説します
これから新しい勤め先で働きはじめる予定の方や、勤め先の給与振込口座を自由に指定できるという方は、ぜひ参考にしてください!

メガバンクに給与振込口座を開設するメリット・デメリット

メガバンクは、別名を都市銀行とも言います。巨額の資本を持ち、幅広い事業展開と巨大な収益規模を実現している銀行の総称です。
国内では「みずほ銀行」「三井住友銀行」「三菱UFJ銀行(旧・三菱東京UFJ銀行)」が3大メガバンクと呼ばれ、これに「りそな銀行」を加えたものが日本の4大都市銀行として広く知られています。
銀行としての知名度が高く、駅前や街なかに多数の支店・ATMを持っているため、いずれかの銀行口座をすでに持っている方も多いでしょう。

メガバンクを給与振込口座にするメリット
  • 日本全国に支店があり対面サービスを受けられる
  • すでに口座を持っている場合は新たに開設する手間がかからない
メガバンクを給与振込口座にするデメリット
  • ATMを無料で使える時間帯に制限があるケースも
  • 振込手数料が高い
  • 預金金利がネット銀行と比較すると低い

メガバンクを給与振込口座にする最大のメリットは、支店数の多さです。日本全国に支店・ATMがあるため、転勤や派遣などで勤務地がよく変わるようなケースでは、使い勝手が良いでしょう。
また支店が多いことから、対面サービスを受けやすい点もメリットです。ふだんの給与の受け取りでは他行との差を感じなくても、少し複雑な手続き(口座引き落としの申し込みや結婚に伴う名義の変更手続き、各種ローンetc.)をしたい場合、窓口で対応してもらえるので安心感があります。

デメリットは、ATMを手数料無料で利用できる時間帯が短い点(日曜・祝日は有料etc.)や、他行宛ての振込手数料が高い点(無料になるケースがほとんどない)です。
また、普通預金・定期預金・海外預金ともに、ネット銀行と比較すると、預金金利が低めに設定されています。

地方銀行・信用金庫に給与振込口座を開設するメリット・デメリット

地方銀行や信用金庫は、それぞれ、地方銀行協会や非営利共同組織に属する金融機関。
一般的に、メガンバンクよりも営業エリアが限定されていることが多く(全国地方銀行協会に属する第一地方銀行(第一地銀)を除く)、その代わり、営業エリア内でのサービスが手厚い点が特徴です。地方であれば、メガバンクと比べても第一地銀のほうが店舗網が充実しているケースも少なくありません。

地方銀行・信用金庫を給与振込口座にするメリット
  • ATMの数、店舗の数が多く、利便性が高い(信用金庫ではATMの手数料無料時間も比較的長い)
  • 地域に密着しており住宅ローンや教育ローン等、お金に関する相談を対面でしやすい
  • 預金金利に力を入れているところもある
地方銀行・信用金庫を給与振込口座にするデメリット
  • 地域を離れてしまうとATMや銀行を探すのが困難になる場合がある
  • 振込手数料が高いケースが多い
  • 金融機関によっては預金金利が低いケースも

地方銀行や信用金庫を給与振込口座にするメリットは、営業エリア内であれば支店数・ATMなどでメガバンクと同等かそれ以上のサービスを受けられる点。
中小企業や自営業者の利用が多い信用金庫の場合、ATMの利用時間帯もメガバンクより長いことが多く、使い勝手に優れていると言えます。
住宅ローンなどの融資相談でも、地銀・信金のほうがメガバンクより低金利での貸し出しを行っているケースが多く、チェックしておいて損はないでしょう。
預金獲得に力を入れている銀行であれば、定期預金の金利が高い場合もあります

デメリットとしては、地域密着型の銀行が多いため、転勤や出張などで地域を離れる場合は支店やATMを見つけづらくなる点があげられます。
手数料の面では、他行宛ての振り込みなどは手数料が高く、手数料の割引・無料等のサービスを実施している銀行も少なめです。

ネット銀行に給与振込口座を開設するメリット・デメリット

ネット銀行は実店舗を持たないインターネット専業の銀行の総称です。事業規模や口座数はメガバンクに及びませんが、インターネットでの利便性を武器に利用者を増やしている銀行が多く、顧客獲得のための様々なサービスを提供しています。

ネット銀行を給与振込口座にするメリット
  • コンビニATMが24時間手数料無料の場合が多い
  • 他行への振込手数料が安い(無料回数がある場合も)
  • 外貨への交換手数料が安い
  • 預金金利も総じて高い
ネット銀行を給与振込口座にするデメリット
  • 店舗や通帳がない
  • 対面相談ができない
  • 引き落としや公的な給付金の口座に指定できない場合がある

給与振込口座をネット銀行にするメリットは、利便性の高さです。実店舗を持たないぶん、コンビニATMを利用することで24時間お金を引き出せるところが多く、手数料も安価に設定されています。
資金の移動も全てネット経由で行うことができ、他行宛ての振込手数料を一定回数、無料としている銀行も少なくありません
預金金利が高めで、定期的に金利アップのキャンペーンを実施している銀行も多いので、すぐに使う予定のない資金は、ネット銀行の円定期預金に入れておくのもひとつの方法でしょう。
また、証券口座と連動させて投資の際の資金移動の手間を少なくしたり、外貨預金に力を入れているなど、銀行ごとの個性がはっきりしている点も大きな特徴です。

デメリットとしては、実店舗がないため、対面での相談や手続きができない点。ネット銀行の多くは通帳もないので、インターネット環境が整っていない場合は、残高や入出金の確認などがしづらくなります
また、公的な機関における給付金の受取や資金の引き落としでは、ネット銀行が指定できないケースがあります。税金の支払い(ペイジーetc.)に対応していないネット銀行もあるので留意しましょう。

給与振込口座のおすすめは?編集部が選ぶ!厳選3行

給与振込口座は、入金されたお金を引き出したり、貯蓄用口座に移したりと、資金の移動が激しくなります。
そのため、「ATMの利用手数料が安い(無料)」「振込手数料が一定回数無料になる」など、お金を移動させるときのコストが発生しにくい銀行がおすすめ
また、銀行の中には給与振込口座に指定することで特典が受けられるところもあります。

以下の3つは、マネーピック編集部が厳選した「給与振込口座におすすめの銀行」です。

東京スター銀行

東京スター銀行・画像

東京スター銀行は台湾の銀行大手「中国信託商業銀行」グループに属する銀行。実店舗とインターネットバンキングの両方でサービスを展開しています。
口座開設で作成できる「スターワン口座」を給与振込口座に指定すると、円普通預金の預金金利が100倍にアップするサービスを提供。パートやアルバイトも対象となります。
また、他行宛ての振込手数料が月3回まで実質無料(手数料分を翌月キャッシュバック)となる点や、ATMの手数料の無料回数が多い点も大きな魅力です。
東京スター銀行では定期預金や外貨預金にも力を入れており、給与振込や最低預入金額などの所定の条件を満たすことで円定期預金の金利アップ。外貨預金では、条件なしで積立利用時の為替手数料が無料になるサービスを提供しています。

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▼ ATM手数料

預け入れ 引き出し
東京スター銀行ATM 無料 無料(平日8:00-18:00、土曜9:00-14:00)
その他(月8回まで実質無料)
ゆうちょ銀行 無料 月8回まで実質無料
セブン銀行 月8回まで実質無料
メガバンク・地方銀行・信用金庫etc. 月8回まで実質無料
コンビニATM(セブン銀行以外) 月8回まで実質無料

▼ 振込手数料

同一店宛 本支店宛 他行宛
東京スターダイレクト
(インターネットバンキング)
無料 無料 取引明細書郵送なし:月3回まで実質無料
取引明細書郵送あり:330円/回

▼ 普通預金金利※年率、税引前、2020年1月1日より

円普通預金 0.001%
円普通預金(給与受取口座) 0.100%

▼ 定期預金金利※年率、税引前、2020年1月1日より

一週間(スターワン1週間円預金) 0.05%
6ヵ月 0.015%
1年 0.015%

▼ その他の特典

  • 給与振込口座指定で円普通預金の金利がアップ
    年0.001% → 年0.1%(2020年1月1日現在)
  • 米ドル・ユーロ・豪ドルの「外貨積立サービス」の為替手数料が無料(預入時)

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GMOあおぞらネット銀行

GMOあおぞらネット銀行・画像

GMOあおぞらネット銀行が、インターネットを主体としたメディア事業や証券事業を手かげる「GMOインターネットグループ」傘下のネット銀行です。
同じグループ内のGMOクリック証券に口座開設し、口座を連携させることで普通預金の金利がアップするサービスを提供(証券コネクト口座)。
また、外貨預金に力を入れている銀行のひとつで、外貨普通預金の金利は国内の銀行の中でもトップクラス。円を外貨に交換する際の為替手数料も低く抑えられています。
外貨預金やデビットカードの利用状況に応じてカスタマーステージのランクが決まり、ATMの利用手数料(最低2回無料)や、他行宛ての振込手数料(最低1回無料)が最大15回まで無料になります。
また口座開設すると同時に利用できるVISAデビットカードのお得度の高さもGMOあおぞらネット銀行の大きな魅力です。一般的なVISAデビットカードのポイント還元率は0~0.5%程度ですが、GMOあおぞらネット銀行は、所定の条件を満たすとVISAデビットカードのポイント還元率が1.5%までアップ。他のネット銀行のVISAデビットカードと比較しても、ポイント還元率の高さは間違いなくNo.1です。
給与振込口座に特化した特典はありませんが、外貨預金をはじめ、資産の一部を投資に回したい場合は使い勝手の良いネット銀行でしょう。

▼ ATM手数料

預け入れ 引き出し
イオン銀行ATM 無料 カスタマーステージによって月2回~15回まで無料
※以降1回110円(税込)
セブン銀行ATM

▼ 振込手数料

GMOあおぞらネット銀行宛て その他の銀行宛て
無料 カスタマーステージによって月1回~15回まで無料
※以降157円/回(税込)

▼ 普通預金金利※年率、税引前、2020年1月1日以降 本日現在

円普通預金 0.001%
証券コネクト口座 0.110%

▼ 定期預金金利※年率、税引前、2020年3月2日現在

3ヶ月以上6ヶ月未満 0.020%
6ヶ月以上1年未満 0.030%

▼ その他の特典

  • 外貨預金やVisaデビットの利用状況に応じてアップするカスタマーステージに応じてATMの無料回数と他行宛振込手数料の無料回数が最大15回まで無料になる
  • 外貨預金(外貨普通預金)に力を入れており、金利と為替手数料が有利

GMOあおぞらネット銀行へ行く

住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行・画像

住信SBIネット銀行はSBIホールディングスが運営するネット銀行。インターネット専業銀行の中でトップクラスの口座開設数を誇ります
スマートプログラムという独自の優待プログラムを実施しており、預金残高(30万円以上)や住宅ローン・外貨預金といったサービスの利用状況に応じてランクが決定。ランクアップするごとにATMの利用手数料(最低2回無料)や、他行宛ての振込手数料(最低1回無料)が最大15回まで無料になります。
また、利用するサービスによっては、ランクアップと同時にスマプロポイントの加算対象にもなり、500ポイント貯まるごとに現金への交換が可能に。
給与振込口座の指定は、スマプロランクのアップ条件(3つ満たせば1ランクアップする条件のうちの1つ)となっています
SBI証券との連動口座である「SBIハイブリッド預金」を申し込めば、円普通預金金利がアップするほか、SBI証券でNISAや株式投資等をはじめる際の資金移動の手間もかからず、おすすめです。

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▼ ATM手数料

預け入れ 引き出し
イオン銀行ATM 無料 スマプロランクに応じて合計で月2~15回無料
※以降1回110円(税込)
セブン銀行ATM
ゆうちょ銀行ATM
コンビニATM(E-net)
ローソン銀行ATM
VIEW ALTTE(ビュー・アルッテ)

▼ 振込手数料

住信SBIネット銀行宛て 三井住友信託銀行宛て その他の銀行宛て
無料 無料 スマプロランクに応じて月15回まで無料
※以降157円/回(税込)

▼ 普通預金金利※年率、税引前、2020年1月1日以降 本日現在

円普通預金 0.001%
SBIハイブリッド預金 0.010%

▼ 定期預金金利※年率、税引前、2020年1月1日以降 本日現在

6ヵ月 0.020%
1年 0.200%

▼ その他の特典

  • スマートプログラムのランク(スマプロランク)に応じて、1ヵ月あたり最大15回までATM手数料・振込手数料が無料になる
  • 商品やサービスの利用状況に応じてポイントが貯まり、500ポイントから現金に交換可能(1ポイント1円相当。給与振込口座の指定は月30ポイント)

住信SBIネット銀行へ行く

給与振込口座は家計のハブ的存在。メリット・デメリットを比較して自分に合ったものを選ぼう

給与振込口座は、収入の大半が振り込まれ、そこから各種の引き落としや定期預金などにお金が動く、家計のハブ(中枢・中継拠点)のような役割を果たします。

家計

今回ご紹介したように、メガバンクやネット銀行など、銀行の特徴はさまざま。銀行を自由に指定できる場合は、ぜひ、複数の銀行のサービスを比較してみましょう。
銀行の中には、給与振込口座に指定することで特典を受けられる場合もあります。
本特集も参考に、ご自身に合ったサービスを提供している銀行を見つけて、給与振込口座に指定してみてはいかがしょう。

給与振込口座に関するQ&A

Q1.給与振込口座を会社指定にすることは違法?

A.給与振込口座を会社に指定されることがあります。給与振込口座にお得なネット銀行があるのに、使えないのは残念。そもそも銀行口座を指定することは違法では?と思う方もいるでしょう。
会社は労働者に対して給与を支払う義務を負っている以上、振込先は自由に選べるべきという考え方は間違っていません。ただし給与振込口座を会社が指定するのは、経費削減、業務効率化に繋がるため、社員に協力して欲しいという企業論理も理解できます。

実際にこの問題で裁判になった事例がないため、違法かどうかの判断は不明ですが、会社指定の口座があるのであれば、無駄に争わないほうが賢明と言えるでしょう。

Q2.給与振込口座に他人名義の口座に設定することはできる?

A.労働基準法第24条で、賃金直接払いの原則が規定されています。たとえ本人の合意があったとしても他人名義(配偶者であったとしてもNG)の口座に振り込むことはできません。

Q3.給与振込口座を変更することはできる?

A.給与振込口座の変更は労働者の権利です。企業は原則として変更に応じなければいけません。会社指定の用紙がある場合は、所定の内容を記載し、提出しましょう。変更には1~2か月かかるケースも少なくありません。変更が完了する前に、旧口座を解約しないよう注意しましょう。

著者

長尾 尚子

長尾 尚子
フリーランスライター。得意分野は、育児・教育、住宅ローン、保険、金融、エンタメ等、幅広い。子ども2人を育児中のママでもある。
【資格】消費生活アドバイザー、FP2級

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