ロボアドバイザーのメリット、デメリット

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ロボアドバイザーの3つのメリット、2つのデメリット

投資上級者も注目!人気が急上昇するロボアドバイザー

マネーピックでは、資産運用に役立つ様々なコンテンツをお届けしていますが、2017年ごろから人気が急上昇しているのがロボアドバイザー関連の情報です。

ロボアドバイザーとは、最新の金融工学やAI(人工知能)を活用することで、人間の感情を配し、資産運用を効率よく行なうことを目指しており、金融先進国の欧米で産まれ、日本でも急速に成長しています。

また資産運用をロボット(AI)に任せると聞くと、投資初心者向けのような印象を受けるかもしれませんが、実は投資上級者も多数ロボアドバイザーを利用しており、むしろサービス開始当初は投資初心者より、投資上級者のほうがロボアドバイザーにメリットを感じ、申し込み数が多かったそうです

ではなぜ投資の知識や経験が豊富な投資上級者もロボアドバイザーを利用しているのでしょうか?またどんな投資手法にもメリットがあればデメリットもあり、ロボアドバイザーも例外ではありません。

今回の特集はロボアドバイザーの3つのメリット、2つのデメリットと題して、人気のロボアドバイザーについて、改めて解説します。

目次
1.ロボアドバイザーのメリット
 1-1. 投資経験の有無にかかわらず少額からプロと変わらない運用ができる
 1-2. 人間の感情を配し、利益確定とロスカットができる
 1-3. 投資信託と比較した際、圧倒的に運用コストが低い
2.ロボアドバイザーのデメリット
 2-1. 個別株投資と比較すると、投資コストがかかる
 2-2. ロボアドバイザーに運用を任せるので、リアルトレードの経験を積みにくい
3.まずは二大ロボアドバイザーの利用がおすすめ。ロボアド投資を楽しもう!

ロボアドバイザーのメリット

ロボアドバイザーのメリット その1:
投資経験の有無にかかわらず少額からプロと変わらない運用ができる

ロボアドバイザーは種類にもよりますが、最低1,000円から、一定の投資金額が求められるものでも50万円あれば、投資をスタートできます

また一般的に投資は、投資金額が大きければ大きいほど、投資できる銘柄の幅が拡がるなど、様々な優遇が受けられる傾向がありますが、ロボアドバイザーに限っては現在のところ(2018年4月時点)、投資金額の大小で運用銘柄に違いはありません。

※WealthNavi(ウェルスナビ)、THEO(テオ)+ docomoは預かり資産が3,000万円を超えると運用手数料が優遇されます

主なロボアドバイザーの最低投資金額

最低投資金額
WealthNavi(ウェルスナビ) 10万円
THEO(テオ)+ docomo 1万円
楽ラップ 10万円
ON COMPASS 1,000円
ダイワファンドラップ 50万円

またロボアドバイザーは、その名前の通り、ロボット(もしくはAI)が投資のアドバイスをしてくれる仕組みを採用、全てのロボアドバイザーが非常に高度な金融工学を使用しており、投資のプロと変わらないロジックで資産運用ができるようになっています。

つまりロボアドバイザーは金額の大小関係なく、投資初心者でも投資上級者でもほぼ同じ条件で投資できるのです

これは当たり前のようですが、実はこれまでの投資の世界ではない画期的な仕組みであり、他の運用方法と比較した際、ロボアドバイザーのメリットと言えるでしょう。

ロボアドバイザーのメリット その2:
人間の感情を配し、利益確定とロスカットができる

一度でも投資にチャレンジしたことがある方なら、まず間違いなく経験しているのが、投資した銘柄の利益確定とロスカットのタイミングの難しさ。

投資・イメージ

投資した株が上昇していると、まだまだ上昇するのではないかと思うものですし、投資した株が下落すると、きっとここで下げ止まって上昇するはずと信じたくなるのが人間です。そして多くの投資家が、資産運用にチャレンジし、最初は勝ったとしても何度か投資しているうちに必ず投資した銘柄の下落に直面、ロスカットできずに大きな傷を負い、せっかく足を踏み入れた資産運用の世界から退場していくことになります。

この問題に対処するために、良く言われるのが「上昇した際も下落した際も自分でルールを決め機械的に取引する」というアドバイスですが、ロボアドバイザーは、このアドバイスをさらに一方上回るレベルで相場が上昇した際も下落した際も、人間の感情を配し、トレードしてくれます

どんなに優れた投資家であっても、利益確定とロスカットのポイントを見極めるのは至難の業です。それを最新の金融工学に基づき、最適だと思われるタイミングで機械的に、行える点は、もしかするとロボアドバイザーの最大のメリットと言えるかもしれません。

ロボアドバイザーのメリット その3:
投資信託と比較した際、圧倒的に運用コストが低い

ロボアドバイザーに近い仕組みとして投資信託がありますが、ロボアドバイザーは投資信託と比較すると、手数料が圧倒的に安く、運用コストが低い点も大きなメリットと言えるでしょう

以下はWealthNavi(ウェルスナビ)THEO(テオ)+ docomoの2大ロボアドバイザーと、一般的な投資信託の運用コストを比較したものです。

一般的な投資信託と主なロボアドバイザーの手数料を比較(100万円投資した場合)

買い付け手数料 信託財産留保額 信託報酬
一般的な投資信託 1.10~3.30% 0.55~1.10% 0.55~1.65%
WealthNavi(ウェルスナビ) 無料 無料 0.55~1.10%
THEO(テオ)+ docomo 無料 無料 0.55~1.10%

運用コストは低ければ低いほど利益を出しやすくなります。同じような運用方針を取る投資商品に投資するのであれば、投資信託ではなく、ロボアドバイザーを選んだほうが圧倒的にお得ということを憶えておくと良いでしょう。

ロボアドバイザーのデメリット

ロボアドバイザーのデメリット その1:
個別株投資と比較すると、投資コストがかかる

ここまではロボアドバイザーのメリットをご紹介しましたが、ここからはロボアドバイザーのデメリットにも目を向けていきます。

投資・イメージ

まず一番に挙げられるのが、手数料です。例えばロボアドバイザーを利用し、30万円投資したとすると、年間約3,000円の手数料がかかります。これがもし30万円の株で、ネット証券を介して投資したとすると、そのコストは数百円程度に収まるはずです。

個別株投資と比較すると、手数料面で負けてしまう点は、ロボアドバイザーのデメリットと言えるかもしれません

ただ裏を返せば、この差が最新の金融工学を駆使した投資の利用料となっており、むしろこの金額でサービスを利用できる点は驚きです。
※ちなみにロボアドバイザー先進国の欧米では日本以上に手数料が安いロボアドバイザーが多数登場していることから、日本のロボアドバイザーの手数料も、今後さらに下がる可能性が高いでしょう。

ロボアドバイザーのデメリット その2:
ロボアドバイザーに運用を任せるので、リアルトレードの経験を積みにくい

ロボアドバイザーのメリットでもあるロボットに運用を任せることができるという点は、裏を返せば銘柄の売り買いのタイミング含め、ロボットに全て運用を任せるので、自分自身のトレード経験を積みにくいというデメリットにもなり得ます。

ロボアドバイザーから投資をスタートし、将来は自分自身でも投資したいと考えている方は、ロボアドバイザーがどういうタイミングで銘柄の購入や売却をおこなっているのかを意識することで、このデメリットに対処できるだけではなく、投資のプロの思考を学ぶことができるはずです

ロボアドバイザーを利用する際も、定期的に運用状況をチェックすると良いでしょう。

まずは二大ロボアドバイザーの利用がおすすめ。ロボアド投資を楽しもう!

ロボアドバイザーのメリットとデメリットを解説した本特集はいかがでしたでしょうか?

ロボアド投資はメリットがクローズアップされることのほうが多いですが、デメリットもゼロではありません。この二つをしっかり把握したうえでロボアド投資に取り組むことができれば、ロボアド投資への不安がきっとなくなるはずです。

まず最初は他のロボアドバイザーと比較しても、圧倒的な口座数と預かり資産高、運用実績を有するWealthNavi(ウェルスナビ)、もしくはTHEO(テオ)+ docomoの二大ロボアドバイザーの利用がおすすめ。この二つからスタートし、ロボアド投資を楽しみましょう。

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Author:アキ(監修)

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