株式投資型クラウドファンディングの実績を比較。メリットとデメリットも解説

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株式投資型クラウドファンディングの実績を比較!そのメリットとデメリットとは?

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クラウドファンディングとは、新たなビジネスアイデアや商品・サービスのアイデアはあるものの、資金が足りずに挑戦できない個人や企業が、その仕組みをインターネットで発信し、実現するための支援者(資金)を広く募ること。

近年では、クラウドファンディングの仕組みを利用し、企業自体に投資する方法が登場。自分が応援したいと思った企業の株式に投資し、将来その企業が成長した際、株式の値上がり益を期待できることから、大きな注目を集めています。
投資初心者のなかには、クラウドファンディングを活用し、投資にチャレンジしたいと考えている方も多いはず。

そこで今回は、応援したい未上場企業の株式を少額から購入できる「株式投資型クラウドファンディング」に注目。
株式投資型クラウドファンディングの基本情報はもちろん、メリットやデメリットについて初心者向けにわかりやすく解説します。さらに、投資する際に知っておきたい、株式投資型クラウドファンディングサービスの実績についても比較しました。

株式投資型クラウドファンディングを活用し、未上場企業への投資をスタートしたいと考えている方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

株式投資型クラウドファンディングとは?IPO予備軍、イグジット予備軍に投資しよう

はじめに、株式投資型クラウドファンディングの特徴をしっかり把握しておきましょう。

株式投資型クラウドファンディングとは?

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株式投資型クラウドファンディングは、2017年に日本で始まった新しい仕組み。最先端のテクノロジーを活用した商品やサービスの開発、将来性のあるビジネスを支援するために、上場前のベンチャー企業の株式を少額から購入することができます
従来のエンジェル投資(※起業して間もないアーリーステージの企業に投資すること)とは異なり、10万円程度の少額から投資可能。将来、投資先の企業が、上場(IPO)または他の企業にM&A(事業売却)された際に、大きなリターンを得ることができます。

また、「エンジェル税制」対象のベンチャー企業に投資した場合、税制優遇を受けることが可能です。(※「エンジェル税制」については、チャプター2「株式投資型クラウドファンディングのメリット」の項目で詳しく解説しています)
株式投資型クラウドファンディングは、投資先の企業の成長を支援でき、売却時のリターンや税制上のメリットがある点も大きな魅力。

Memo クラウドファンディングの種類

一口に「クラウドファンディング」といっても、支援する方法によって、いくつかの種類に分けられます。以下では、クラウドファンディングの種類を一覧でまとめていますので、ぜひチェックしておきましょう。

クラウドファンディングの種類 一覧

投資型クラウドファンディング 最先端のテクノロジーを活用した商品やサービスの開発、将来性のあるビジネスなどに対し、支援という形で投資を行うクラウドファンディング。見返りとして、株式や配当金など、通常の投資と同様に、金銭的なリターンが設定されている
投資方法によって、「ファンド型」「ソーシャルレンディング」「株式型」に分けられる。
ファンド型
投資家が企業に直接投資するのではなく、「ファンド」に投資を行い、ファンドが企業に投資する方法。
ソーシャルレンディング(融資型/貸付型)
株を購入するのではなく、企業に融資することで投資を行う方法。
株式型(※今回の特集で紹介しているのはこのタイプ)
未上場企業の株を購入し、投資を行う方法。
寄付型クラウドファンディング 企画や事業、サービスなどに対して資金を寄付するクラウドファンディング。リターンは求めない
購入型クラウドファンディング 企画や事業、サービスなどに対して支援を行い、そのリターンとして商品やサービスなどが設定されているクラウドファンディング。

株式投資型クラウドファンディングのメリットとデメリット

株式投資型クラウドファンディングでの投資にチャレンジする際は、そのメリットとデメリットをしっかりと把握しておくことが大切です。
本チャプターでは、株式投資型クラウドファンディングのメリットとデメリットについて見ていきましょう。

株式投資型クラウドファンディングのメリット

株式投資型クラウドファンディングのメリット その1
成長が期待できる未上場企業に少額から投資ができる

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株式投資型クラウドファンディングでは、今後、成長が期待できる未上場企業に10万円程度からと少額で投資をすることができます。通常、未上場企業への投資には、数百万円・数千万円単位での資金が必要になるケースがほとんど。
将来性のある未上場企業に少額投資できる点は、株式投資型クラウドファンディングを利用する大きなメリットといえるでしょう。

また、自分が応援したいと思った企業への投資を通じて、その企業の成長を支援できる点も魅力です。

株式投資型クラウドファンディングのメリット その2
投資した企業がイグジットした場合、大きな利益が期待できる

株式投資型クラウドファンディングで投資した企業が、将来、上場(IPO)またはM&A(事業売却)によりイグジットに至った場合、大きな利益が期待できます。早い段階から投資していれば、投資金額の数倍、投資先の企業によっては、数百倍のリターンが得られる可能性も。
このように他の投資と比較して、大きなリターンが期待できる点も、株式投資型クラウドファンディングが持つメリットの一つです。

また、株主優待を実施している企業であれば、商品やサービスの割引など、株主優待を受けることが可能。投資先を選ぶ際は、株主優待の有無についてもチェックしておくと良いでしょう。

Memo イグジットとは?
イグジット(エグジット、EXIT)とは、ベンチャービジネスなどにおける投資回収のこと。上場(IPO:新規公開株)またはM&A(事業売却)を行い、利益を得ることで達成されます。
ハーベスディング(Harvesting:収穫)と呼ばれることも。

株式投資型クラウドファンディングのメリット その3
エンジェル税制による税制優遇が受けられる

株式投資型クラウドファンディングでは、「エンジェル税制」対象のベンチャー企業に投資をすることで、税制優遇が受けられます。この点も、株式投資型クラウドファンディングを利用する際に、チェックしておきたいメリットの一つです。

Memo エンジェル税制とは?
エンジェル税制とは、ベンチャー企業への投資を促進するため、エンジェル税制対象企業に投資を行った個人投資家に対して、税制上の優遇措置を行う制度。投資時点と売却時点の両方で税制優遇を受けることができます。

エンジェル税制の概要

対象のベンチャー企業へ投資した年に受けられる優遇措置
(※「優遇措置A」または「優遇措置B」のいずれか)

優遇措置A
  • 設立5年未満の企業への投資が対象
  • 「対象企業への投資額-2000円」をその年の総所得金額から控除できる
控除対象となる投資額の上限は、
 「総所得金額×40%」と「800万円」のいずれか低い方
優遇措置B
  • 設立10年未満の企業への投資が対象
  • 象企業への投資額全額をその年の他の株式譲渡益から控除できる
 控除対象となる投資額の上限なし

※「優遇措置A」の要件を満たす企業に投資した場合には、確定申告時に「優遇措置B」とどちらかを選択できる。一方、「優遇措置B」の要件を満たす企業に投資した場合は、確定申告時に「優遇措置B」しか選択することができない。

未上場ベンチャーの株式を売却した年に受けられる優遇措置
(売却損失が発生した場合)

  • 未上場ベンチャー企業の株式の売却により生じた損失を、その年の他の株式譲渡益と通算(相殺)できるだけでなく、その年に通算(相殺)しきれなかった損失については、翌年以降3年にわたって、順次株式譲渡益と通算(相殺)することができる。
※ベンチャー企業が上場しないまま、破産、解散等をして、株式の価値がなくなった場合でも、 翌年以降3年にわたり、損失の繰越をすることが可能。

※参考:エンジェル税制とは(FUNDINNO公式ホームページより)
https://fundinno.com/about_angel_tax

株式投資型クラウドファンディングのデメリット

株式投資型クラウドファンディングのデメリット その1
イグジットしない限り利益を得ることができない

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株式投資型クラウドファンディングは、未上場企業の株を購入するため、投資先の企業が上場(IPO)またはM&A(事業売却)に至らない限り、利益を得ることはできません。(※ちなみに、未上場企業の株は、その企業が上場または企業売却に至らない限り手放せないなど、株の売買に制限が設けられている点にも注意が必要です。)

つまり、投資先の経営が悪化した場合、出資金を回収できない可能性も十分に考えられます。投資先の企業がイグジットしない限り、利益が見込めない点は、株式投資型クラウドファンディングのデメリットといえるでしょう。

株式投資型クラウドファンディングのデメリット その2
短期的に利益を得るのが難しい

上記でもご紹介したように、株式投資型クラウドファンディングは、投資先の企業がイグジットして初めて投資家が利益を得られる仕組みです。
ただ、企業がイグジットするのは簡単なことではなく、投資したからといってすぐにイグジットできるものではありません。例えば、比較的上場が簡単だと言われている株式市場でも、企業が設立から上場(イグジット)するまでには、5年から10年かかるのが一般的です。

短期間で利益を出すのが難しい点も、株式投資型クラウドファンディングを利用する際に、押さえておきたいデメリットの一つ。

株式投資型クラウドファンディングおすすめのサービスと実績

株式投資型クラウドファンディングで投資を行う際は、実績があり、信頼できるサービスを利用することが大切です
本チャプターでは、マネーピック編集部が、おすすめの株式投資型クラウドファンディングサービスを厳選。サービスの特徴や、2021年2月時点での実績を比較しています。
株式投資型クラウドファンディングでの投資を考えている方は、各サービスの特徴や実績をチェックし、自分に合ったサービスを見つけましょう。

FUNDINNO(ファンディーノ)のサービスと実績

FUNDINNO(ファンディーノ)

FUNDINNO(ファンディーノ)

サービス開始時期 2017年4月
最低投資金額 10万円程度
実績
(2021年2月現在)
  • イグジット実績 2件 おすすめ!
    ※株式会社漢方生薬研究所、株式会社nommoc
  • 成約実績 138件 ※累計
おすすめポイント
  • 日本初&国内シェアNo.1を誇る株式投資型クラウドファンディングサービス
  • 2021年2月現在、2件のイグジット実績あり

株式会社日本クラウドキャピタルが2017年4月から運営する、日本初にして国内シェアNo.1の株式投資型クラウドファンディングサービス
2021年2月現在、FUNDINNO(ファンディーノ)では、138件の成約実績を誇り、累計成約額は45億7,827万円以上、サービスに登録している投資家は5万5,000以上と業界トップクラスを誇っている。さらに、これまで「株式会社漢方生薬研究所」と「株式会社nommoc(ノモック)」の2件のイグジット実績がある点も、他の株式投資型クラウドファンディングサービスと比較し、FUNDINNOの大きな魅力といえるだろう。
最低投資金額は、10万円程度(※案件によって異なる)。取り扱う企業の業界は、医療やスポーツ、ブロックチェーン、ファッションなど多岐に渡り、支援したい企業を見つけやすい点もチェックしておきたい。
取り扱い案件や、これまでの実績を考慮すると、FUNDINNOは、株式投資型クラウドファンディングで投資を行う際、まず登録しておきたいサービスの一つ。

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CAMPFIRE Angels(キャンプファイヤーエンジェルズ)のサービスと実績

CAMPFIRE Angels(キャンプファイヤーエンジェルズ)

FUNDINNO(ファンディーノ)

サービス開始時期 2020年8月
最低投資金額 10万円
実績
(2021年2月現在)
  • イグジット実績 なし
  • 成約実績 4件
おすすめポイント
  • クラウドファンディング大手「CAMPFIRE」が提供する株式投資型クラウドファンディングサービス
  • ファイナンスのプロによる厳しい審査に通過した企業のみを掲載

クラウドファンディング大手「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」が2020年8月に運営を開始した株式投資型クラウドファンディングサービス。
CAMPFIRE Angels(キャンプファイヤーエンジェルズ)では、現在の事業内容や今後の成長性など、さまざまな点から投資先の審査を行い、ファイナンスのプロによる厳しい審査に通過した企業のみを掲載。将来、上場や企業売却が期待できる企業に投資できる点は、CAMPFIRE Angelsで株式投資型クラウドファンディングを行う大きなメリットといえるだろう。
また、1口10万円から投資できる点もチェックしておきたい。
2021年2月現在、CAMPFIRE Angelsの成約実績は4件。イグジット実績はまだないものの、質が高く、将来性が期待できる企業へ投資できるCAMPFIRE Angelsは、株式投資型クラウドファンディングにチャレンジしたいと考えている投資家にとって、有力な選択肢の一つであることは間違いない。

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イークラウドのサービスと実績

イークラウド

FUNDINNO(ファンディーノ)

サービス開始時期 2020年6月
最低投資金額 10万円程度
実績
(2021年2月現在)
  • イグジット実績 なし
  • 成約実績 2件
おすすめポイント
  • イークラウド株式会社が大和証券グループと連携し、提供する株式投資型クラウドファンディングサービス
  • 投資や起業、ファイナンスのプロが厳選した優良企業に投資ができる

イークラウド株式会社が大和証券グループと連携し、2020年6月に運営を開始した株式投資型クラウドファンディングサービス。
イークラウドでは、ベンチャーキャピタルでの投資経験者や起業経験者、証券会社や銀行の金融業界出身者など、ベンチャー企業の発掘・審査に対して豊富な経験と実績を持つプロが、投資先の企業を厳選。将来性が高く、ハイリターンを期待できる企業に投資することができる。
また、大和証券グループと連携したサービスであり、運営元がしっかりしており、安心して利用できる点も魅力
さらに、サービス利用がオンラインで完結し、最短即日で投資ができる点、最低投資額が10万円程度からと少額での投資に対応している点も魅力。LINEでイークラウドの公式アカウントに友だち追加すると、最新の案件をすぐにチェックできる点も嬉しい。
2021年2月現在、イークラウドの成約実績は2件、イグジット実績は0件だが、大手証券会社が運営を支援しており、将来IPOに至る企業が出てくる可能性は高いだろう。株式投資型クラウドファンディングを利用し、優良なベンチャー企業に投資したい場合、ぜひ押さえておきたいサービスの一つ。

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まとめ

株式投資型クラウドファンディングの基本情報やメリット・デメリット、おすすめの株式投資型クラウドファンディングサービスの実績などについて紹介した今回の特集はいかがでしたでしょうか。

株式投資型クラウドファンディングを利用すれば、将来性のある未上場企業に少額から投資を行うことが可能です。自分が気になる企業の成長を応援しつつ投資ができる点は、株式投資型クラウドファンディングの大きな魅力といえるでしょう。

その一方で、他の投資方法と同様に、株式投資型クラウドファンディングにも、メリットとデメリットが存在します。投資には、ある程度の金額のお金が動くため、投資を行う際は、そのメリットとデメリットをしっかりと把握しておくことが大切です。

また、株式投資型クラウドファンディングは、2017年に始まったばかりの日本初の仕組み。投資をする際は、株式投資型クラウドファンディングサービスの実績や特徴を事前にしっかりと比較した上で、利用するサービスを選ぶことが重要です

株式投資型クラウドファンディングの利用を検討している方はもちろん、クラウドファンディングの仕組みを活用し、少額で未上場企業に投資したいと考えている方は、本特集を参考に、株式投資型クラウドファンディングでの投資にチャレンジしてみてはいかがでしょう。

著者

溝口 麻衣

溝口 麻衣
Hayakawa所属のチーフライター兼編集者。株式投資型クラウドファンディングの実績や、利用のメリットとデメリットなどに関する調査と記事執筆を担当。わかりやすく、ちょっとした気付きのある記事を目指して日々原稿を執筆中。マネー関連の専門知識を深めるべく、仕事の合間を縫ってFPの勉強に取り組んでいる。

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