インデックスファンドのおすすめは? – 投資信託の選び方
投資信託の利点は、少額から投資でき、初心者でも簡単に始める事ができる点にあります。その一方で、投資信託には膨大な種類があり、実際に購入を検討する際、問題になるのがどの投資信託を選べば良いかわからないという点です。2015年7月現在でも国内で販売されている投資信託の数は4,000本以上あり、そのなかから自分に合った優良なファンドを選ぶことは、投資初心者にとって、至難の業と言えるでしょう。
実際に今「どの投資信託を購入すれば良いかわからず、悩んでいる」という投資初心者の方におすすめしたいのが「インデックスファンド」です。本特集では、インデックスファンドについてわかりやすく解説し、おすすめのインデックスファンドに関しても併せて紹介していきます。投資信託の銘柄選びに悩んだら本特集を是非役立ててください!
インデックスファンドの購入におすすめの証券会社
SBI証券
ネット証券最大手。ノーロード(販売手数料無料)のインデックスファンドの取り扱いは国内トップレベル。
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インデックスファンドとは?
インデックスファンドとは、プロのファンドマネージャーが個別銘柄を選び、運用を担うアクティブファンドとは異なり、TOPIXや日経平均株価といった指数(インデックス)に連動した投資効果を目指し、運用される投資信託のことです。
インデックスファンドは機械的に運用が行われるため、アクティブファンドと比較すると運用成績が劣るのではないかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、過去のデータを比較するとインデックスファンドのほうが良好な成績を収めている事のほうが多いのが実情です。また著名な経済評論家である山崎元さんはじめ、アクティブファンドは、運用成績において、インデックスに勝てないと考えている専門家も多くいます。
インデックスファンドのメリットは運用成績だけではありません。実はインデックスファンドの多くが、アクティブファンドと比較すると手数料が低く抑えられており、費用の面からもインデックスファンドは有利と言えます。
以下に、インデックスファンドのメリットとデメリットをまとめました。これらをしっかりチェックして、インデックスファンドの概要を押さえましょう。
インデックスファンドのメリット
- 分散投資によるリスク低減効果
- インデックスファンドは多数の銘柄で構成されているため、個別の銘柄に投資する場合と比較すると、リスクを抑えることができます。インデックスファンドに含まれている1つの銘柄が暴落しても、巨額の損失が出にくい点は、大きなメリットと言えるでしょう。
- 運用コストが低い
- アクティブファンドとは異なり、インデックスファンドは対象となる指数に連動するよう機械的に運用されるファンドです。そのため、インデックスファンドは、信託報酬が非常に低く設定されているというメリットがあります。なかには、販売手数料が無料(ノーロード)のものも少なくありません。
- 値動きを把握しやすい
- インデックスファンドはTOPIXや日経平均株価などの指数に連動しているため、テレビや新聞から得られる情報で、大まかな値動きを把握することができます。値動きがシンプルでわかりやすいという点も、投資の初心者にとってうれしいメリットと言えるでしょう。
インデックスファンドのデメリット
- 短期間に大きな利益を上げるのは難しい
- インデックスファンドは、個別銘柄に投資する株式投資や、値動きの激しい銘柄に投資するアクティブファンドとは異なり、値動きがあまり大きくないため、、短期的に大きな利益を上げたい人には向きません。インデックスファンドは基本的には、中長期の投資に向いた投資信託であるということを理解しておきましょう。
おすすめインデックスファンド
インデックスファンドは、株式や債券など、どの資産のインデックスをベンチマークにするかによって、リスクとリターンが大きく異なります。インデックスファンドを選ぶ際は、それぞれの特徴をしっかり把握しておくことが大切です。
以下に、投資初心者におすすめのインデックスファンドのタイプと、それぞれのおすすめの投資信託をピックアップしました。リスク・リターンが低いものと高いものを組み合わせ、あなたに合ったポートフォリオを組んでみましょう。
外国債券型 低リスク低リターン
債券型は、株式型と比較すると値動きが小さく、リターンが安定しているというメリットがあります。また、債券は株と反対の値動きをすることから、株式型のインデックスファンドと組み合わせることで、ポートフォリオ全体のリスクを軽減する効果を期待できます。債券型には国内債券型と外国債券型があり、外国債券の方がリスクが高くなりますが、高いリターンを期待できます。
また外国債券及び外国株式に投資する場合、為替リスクを取るかどうかで、為替ヘッジあり、為替ヘッジなしのどちらかを選べるようになっている商品があります。為替の変動を気にしたくない場合は為替ヘッジありを、為替が円安に動くと考える場合、為替ヘッジなしを選びましょう。為替ヘッジなしを選ぶ場合、為替の変動によって利益がマイナスになってしまう可能性がある点には注意が必要です。
おすすめファンド
eMAXIS 先進国債券インデックス
「シティ世界国債インデックス」と連動する投資効果を目指して運用を行うインデックスファンド。信託報酬は0.648%(税込)と他の外国債券型の投資信託と比較しても低く抑えられています。これまでも安定した運用成績を重ねており、純資産が13,005百万円と潤沢な点もおすすめできるポイントです。
- リスク:やや高い ※モーニングスター調べ
- 信託報酬:0.648%(税込)
- 販売手数料:無料
- 信託財産留保額:無料
国内株式型 中リスク中リターン
国内株式型の投資信託は、債券型と比較すると値動きが大きいため高いリターンを期待できますが、その分リスクが高くなるという点もしっかり理解しておきましょう。日経平均株価やTOPIXといった普段ニュースや新聞などですぐにチェックできる指数をベンチマークとしている投資信託が多いため、値動きを把握しやすいのも人気の理由の1つです。
おすすめファンド
ニッセイ 日経225インデックスファンド
日経平均株価(東証・225種)に連動する投資成果を目指すインデックスファンド。信託報酬は0.27%(税込)と、インデックスファンドのなかでも群を抜いて低く、中長期の投資では大きなメリットがあります。
- リスク:やや高い ※モーニングスター調べ
- 信託報酬:0.27%(税込)
- 販売手数料:無料
- 信託財産留保額:無料
外国株式型 高リスク高リターン
個人投資家にとって海外の個別銘柄に投資するのはなかなか難しいものですが、外国株式型インデックスファンドであれば、世界中の株式に分散投資することができます。先進国や新興国など、特定の地域や国の分類ごとに投資信託が分かれているので、投資する対象がどの地域に設定されているか確認した上で、リスクをしっかり把握しましょう。一般的に、先進国の株式を中心とした投資信託と比較すると、新興国の株式を中心としたファンドの方がリスクが高い傾向にあります。
おすすめファンド
SMT グローバル株式インデックス・オープン
日本を除く先進22か国の上場企業の株式指数である「MSCIコクサイインデックス」を指標とする外国株式型のインデックスファンド。信託報酬は0.54%(税込)と、外国株式型のインデックスファンドとしては最も低い水準に設定されています。
- リスク:やや高い ※モーニングスター調べ
- 信託報酬:0.54%(税込)
- 販売手数料:無料
- 信託財産留保額:0.05%
インデックスファンドの購入におすすめの証券会社
インデックスファンドの種類やおすすめの投資信託を確認した後は、インデックスファンドを購入する際に役立つ証券会社をチェックしましょう。下記はインデックスファンドの取り扱いが多く、さらに信託報酬や販売手数料でもメリットがある証券会社です。インデックスファンドへの投資を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
インデックスファンドの特集はいかがでしたでしょうか。インデックスファンドには様々なメリットがあり、投資初心者はもちろん、投資上級者もポートフォリオの一部に加えるべきおすすめのファンドの1つと言えます。投資信託を始める際には、まずはインデックスファンドのなかから、あなたに合ったファンドを選び、ポートフォリオの一部に加えてみてはいかがでしょう。