初心者の方のために、人気のIPOを徹底解説!IPOの買い方とは?

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IPOの買い方を知ろう – 初心者のためのIPO入門

個人投資家から高い人気を獲得しているIPO。IPOは、すでに上場しており、証券会社からいつでも購入できる株への投資とは異なり、これから上場する会社への投資を目的としています。
一般的にIPOを予定している会社は、割安な価格で公募(※上場時の株価の募集価格)を行い、投資家に株を配布するため、購入できれば高い確率で利益を上げる事ができます。つまり、IPOへの投資は、投資初心者でも簡単に始める事ができ、リスクの少ない投資の1つと言えるのです

今回は、IPOに初めて挑戦しようと考えている方のために、IPOの基礎知識や買い方、IPOを入手するための方法まで、わかりやすく解説。本特集を参考に、IPOの買い方を学び、IPO投資にぜひチャレンジしてみて下さい。

IPOへの投資に挑戦するメリットとは?

IPOとは、「新規公開株(Initial Public Offering)」の略で、企業が、資金調達や知名度向上による取引の拡大等のために、証券市場に新たに上場する株のことを指します。
IPOは上場前に、特定の証券会社が購入を希望する人を募集し、その募集に申し込んだ人の一部(※申し込みが多い場合は原則抽選)が、公募価格で購入する事ができる仕組みを採用しています。

IPOは、その多くが公募価格よりも、上場日につく「初値」が高くなるケースが極めて多いため、初値で売却することで高い確率で利益を出す事ができます。例えば、2014年は77社が新規に上場し、そのうち初値が公募価格よりも高くなったIPOは59社と7割を超えます。
さらに初値が公募価格の2倍、3倍になったIPOも少なくありません。なかでも、株式会社CRI・ミドルウェアは公募価格2,400円に対し、初値は13,500円と、約4.6倍にまで跳ね上がりました。つまり1購入単位(100株24万円)の投資で、利益はナント111万円にものぼります。

このようにIPOへの投資は、高い確率で利益が出せるだけではなく、大きな利益も期待できる夢のある投資と言えます。IPOは簡単に手に入るものではありませんが、抽選である以上、継続的にしっかり取り組むことで、必ずいつかは当選できます。株式投資のノウハウが少ない投資初心者こそ、勝率の高いIPOは魅力ある投資手法と言えるでしょう。

IPOのメリット
高い確率で利益を出すことができる
大きな利益が期待できる
IPOのデメリット
購入の際、抽選倍率が高い
確率は低いが値下がりする銘柄もある

IPOの買い方

IPOの買い方は、一般的な株式の購入とは少し異なります。下記はIPOを買い方を4つのステップに分けたものです。それではステップごとに解説していきます。

STEP1. IPOに強い証券会社に口座を作る

IPOの株を買うには、IPOを取り扱う証券会社の口座が必要です。証券会社によってIPOの取扱い実績や抽選の方法に大きな差があるため、IPOの取り扱い実績が豊富な証券会社を選びましょう。基本的に証券会社への口座開設は無料です。IPOに強い証券会社の口座をまだ持っていない方は、事前に口座開設を済ませておきましょう!下記はIPOに強いおすすめの証券会社を比較した表です。

IPOに強い証券会社比較※2021年3月31日現在

SBI証券

SBI証券・画像

IPO抽選方法 70%完全抽選
30%ポイント抽選
2020年IPO取扱い数 85件
2020年主幹事引き受け回数 15回
IPO売却時手数料 スタンダードプラン
~10万円:99円(税込)
~50万円:275円(税込)
~100万円:535円(税込)

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SMBC日興証券

SMBC日興証券・画像

IPO抽選方法 90%店頭配分
10%完全抽選
2020年IPO取扱い数 52件
2020年主幹事引き受け回数 16件
IPO売却時手数料 ダイレクトコース
~10万円:137円(税込)
~50万円:440円(税込)
~100万円:880円(税込)

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マネックス証券

マネックス証券・画像

IPO抽選方法 100%完全抽選
2020年IPO取扱い数 50件
2020年主幹事引き受け回数 0回
IPO売却時手数料 取引毎手数料コース
~10万円:110円(税込)
~50万円:495円(税込)
~100万円(パソコンからの場合):成行注文1,100円(税込)/ 指値注文1,650円(税込)
~100万円(携帯からの場合):約定金額の0.11%

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東海東京証券

東海東京証券・画像

IPO抽選方法 10%完全抽選
2020年IPO取扱い数 16件
2020年主幹事引き受け回数 1回
IPO売却時手数料 かんたんダイレクトサービスオンライントレードコース
~10万円:1,650円(税込)
~50万円:1,897円(税込)
~100万円以下:3,795円(税込)

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STEP2. IPOを予定している企業の情報を調べる

IPOは勝てる確率が高い投資手法ですが、全てのIPOが値上がりする訳ではありません。逆を言えばIPOに投資する際、値下がりする可能性が高いものを除外し、値上がりする可能性が高いものに厳選できれば、さらに勝率を上げる事も可能です

下記は大きな値上がりが期待できるIPOの6つの特徴です。IPOに投資するのであれば、この6つの特徴を必ず憶えておきましょう。

初値が値上がりしやすいIPOの特徴
  • 業績が順調
  • 今後成長が期待できる
  • 競合が少ない事業を展開している
  • 公募価格が同業他社と比較し、割安に設定されている
  • 市場で吸収する金額(株式の発行数)が小さい
  • 公募株数が少ない

STEP3. 証券会社が実施するIPOの抽選に申し込む

IPOは、IPOの売り出しを担当する証券会社が「ブックビルディング方式」と呼ばれる株価決定手法を用い、公募価格を決定します。
ブックビルディング方式では、まずIPOの価格の下限と上限を示した「仮条件」を発表。その価格を見た投資家が、公募価格の範囲内で、証券会社に購入希望枚数及び金額を申し込み、その需要を考慮した上でIPOの公募価格が決定します。

公募価格はほとんどの場合、仮条件の上限価格で決定することが多いため、原則として上限価格で申し込みましょう。
また、SBI証券や大手証券会社では、申込み株数・金額に上限がなく、申し込み株数が多ければ多い程、IPOに当選する確率が上がりますが、マネックス証券の場合は、1口座につき申し込める株数は1単元となっており、完全に抽選で割り振る証券会社もあります。
証券会社を選ぶ際は、これらの特徴を把握し、自分に合った証券会社を選ぶことで、IPOの当選確率を上げましょう

STEP4. IPOを購入し、上場日に売却する

IPOの抽選に申し込んだら、抽選日に当選したどうかを証券会社のマイページで確認し、IPOの購入を申し込みましょう。当選することができても、購入期間内に申し込みをしなかった場合は、買うことができなくなるため、注意が必要です。
また、必ずしも初値で売る必要はありませんが、投資する上でのルール設定を行い、そのルールを守ることが投資にチャレンジし、長く続けていく上での鉄則です。例えば、初値売りをルールにする場合は、値上がりしても値下がりしても必ず初値で売却し、利益(損失)を確定させましょう。

IPOの抽選に当選確率をアップさせる方法

IPOの株を購入するには高い倍率の抽選に通る必要がありますが、工夫次第で当選確率を上げることが可能です。本チャプターでは、IPOの当選確率をアップさせる方法を解説します。

IPOの当選確率をアップさせる方法

その1:IPOに強い証券会社を選ぶ

証券会社によって、IPOの取扱い実績に大きな差があります。過去に多数のIPOの取扱い実績がある証券会社に口座を作っておくことがIPOに当選する上での最低条件です。また、IPOの主幹事を務める証券会社と幹事を務める証券会社では、割当てられる株数が大きく異なり、主幹事を務める証券会社には公募に出される全株数の過半数が割り当てられます。申し込み期間に入る前に各証券会社の割当て株数が発表されるので、IPOの当選確率をアップさせたい場合は、主幹事を務める証券会社や割当ての多い証券会社から申し込むと良いでしょう

その2:抽選方法にメリットがある証券会社を活用する

IPOの抽選方法は、証券会社によって異なります。例えば、SBI証券はIPOの抽選に外れるたびに「IPOチャレンジポイント」を付与。IPOチャレンジポイントが増えれば増えるほど(※つまりIPOに外れれば外れる程)、IPOの当選確率が上がる仕組みを採用しています。また、マネックス証券の抽選は1口座につき1抽選権が与えられる平等抽選を採用しており、資金の多寡に当選確率が左右されないという大きなメリットを持っています。

その3:できる限り多くの証券口座から抽選に申し込む

抽選に申し込む際には、事前に購入分の資金を入金しておく必要がある場合がほとんどです。資金に余裕がある場合は、複数の証券口座からIPOの抽選に申し込みましょう。

初心者のためのIPO講座はいかがでしたでしょうか。IPOは投資初心者でも、簡単に利益を上げることができる投資です。本特集を参考にぜひチャレンジしてみて下さい。

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