松井証券「投信工房」の評判
松井証券「投信工房」
おすすめ度 4.0
- 初期投資は1万円から。積立投資は100円から。少額の資産運用に対応したロボアドバイザー
- 190以上の投資信託銘柄の中からポートフォリオを構成
取り扱う金融商品 | 投資信託(191銘柄、2017年10月3日時点) |
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投信工房の手数料 |
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最低投資額 | 1万円から ※投信積立は100円から |
投信工房の主な機能 |
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投信工房は、松井証券が提供するロボアドバイザー。運用手数料や管理手数料は無料となっており、手数料面での優位性が高い。
投信工房の最大の特徴は、信託報酬(年率0.392%)のみという割安な手数料体系と、投資信託の「運用提案」に特化している点。利用開始時は、8つの質問に回答するだけで、ロボアドバイザーが利用者のリスク許容度を診断し、複数の「モデルポートフォリオ(投資信託の組み合わせとその比率)」を提案してくれる。利用者は、提されたモデルポートフォリオの中から、最終的なポートフォリオ(目標ポートフォリオ)を選択するか、自分で銘柄や購入数を調整し「目標ポートフォリオ」として設定する。
なお、投信工房では、投資信託の購入は自動で行われないため、利用者が購入指示を出す必要がある。ロボアドバイザーに搭載された「一括購入」機能を利用すると、目標ポートフォリオで設定された銘柄と資産配分に従って、複数の投資信託の同時購入が可能。自分で銘柄を選びたい場合は、手動で任意の投資信託を購入することもできる。…続きを読む
また、ポートフォリオのリバランスについても、投資家の判断が必要とされる。資産内容が目標ポートフォリオから乖離すると、投信工房からポートフォリオの変更提案が届くため、利用者は提案内容をチェックし、リバランスの有無を決定。銘柄の入れ替えは、購入時と同様、投資家自身でも行えるが、「リバランス注文」を選択することで、提案に沿った投資信託の入れ替えを手間なく行うことができる。
Wealthnavi(ウェルスナビ)やTHEO(テオ)+ docomoのような完全自動運用を行う人工知能(AI)搭載型のロボアドバイザーと比較すると、ポートフォリオの選択や投資信託の購入・リバランス指示など、投資家自身が最終判断を下すシーンが多いものの、それ以外のステップはほぼ自動化されているため、投資初心者であっても迷わずに運用をスタートできる。
運用する投資信託は、投資信託191銘柄(2017年10月3日時点)。最低投資額は1万円から、積立は100円からと、少額からの資産運用に対応している。
ポートフォリオ構築時のアルゴリズムは、現代ポートフォリオ理論の「平均分散アプローチ」を採用。数理的・統計的にリスク分散効果を計算する平均分散アプローチは、世界の富裕層や機関投資家(年金基金やソブリンウェルスファンドなど)が利用する代表的なポートフォリオ運用手法であり、プロ仕様の金融理論を個人投資家が抵コストで利用できる点に優位性がある。
運用報告の確認やポートフォリオの変更、投資信託の個別購入・積立などは、投信工房のマイページで行えるほか、松井証券が提供する「投信工房アプリ」でも手続き可能。ちなみに、松井証券の「ネットストック口座」を開設しておけば、投信工房への投資資金の振替を自動(または手動)で行えるため上手に活用したい。
投資初心者をターゲットとしたAI搭載型のロボアドバイザーと比較すると、やや経験者向けのサービスにはなるものの、手数料の低さは他のロボアドバイザーと比較してもトップクラス。投資信託の運用を手間なく低コストで行いたい場合に利用価値が高いロボアドバイザーだろう。
口コミ&評判
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