FXスプレッド比較 – 取引コストを最小限に抑えることができるFX会社は?
FXが人気を得ている理由の1つは取引コストの低さにあります。
通常、外貨取引の際に必要になる手数料が、FXの場合はほとんどが無料。FXを利用し、外貨取引する際に掛かるコストは「スプレッド」と呼ばれる外貨の売値と買値の差のみとなっています。また、このスプレッドは、外貨預金などの手数料と比較しても、非常に低いため、FXは最も低コストで外貨を取引する手段と言う事ができます。
例えば外貨預金の場合、多くの銀行が1ドルに付き片道1円の為替手数料を徴収。この為替手数料を適用し、1万ドル分を米ドルに預金した場合、為替手数料は1万円になります。一方、FXのスプレッドの最低水準は、1ドル0.3銭。このスプレッドを適用すると、1万ドル分の取引を行った場合のスプレッドは30円になります。
つまり1万ドルの米ドルを購入した場合、一般的な外貨預金と比較すると、FXは9,970円お得と言う事になります。
FXと外貨預金の取引コスト比較
1万ドルを運用した場合の取引コスト | |
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FX(外為どっとコム) | 30円 |
外貨預金(三菱UFJ銀行) | 10,000円(外貨預金のスプレッドを含むと25,000円) |
※金利・スワップポイント・為替変動による損益は考慮していません。
※2015年6月時点
スプレッドは、FX会社ごとに設定が異なります。つまり、手数料無料のFX会社の中から、さらにスプレッドが狭い会社を選ぶ事で、FXにかかる取引コストを最小化する事ができるのです。
本特集では、FXにかかる取引コストを最小化するため、スプレッドが狭いおすすめのFX会社をピックアップしてご紹介。また、スプレッドの仕組みについてもわかりやすく解説していきます。
本特集を参考に、スプレッドの仕組みを学び、お得に取引できるFX会社を見つけましょう!
FXの「スプレッド」とは?
スプレッドの仕組み
スプレッドとは、通貨ペアを売買する際の買値と売値の差のこと。FX会社の売買のレートは、買値と売値で異なっており、トレーダーにとっては、この差額が実質的な手数料になります。つまり、この買値と売値の差が狭ければ狭いほど、取引コストを最小限に抑えることができ、利益もあげやすくなります。
例えば、1万ドルをFX会社から買うための値段が100万300円、買ったドルを売るための値段が100万200円の場合、この100円がスプレッドであり、手数料に該当します。
これを円換算すると1ドルあたり1銭の手数料がかかっていることになり、この場合のスプレッドは1銭になります。
FXの取引を行う際、買値は「Ask」、売値は「Bid」と呼ばれ、以下のように表されます。
通貨ペア | Bid | Ask | Spread |
---|---|---|---|
米ドル/円 | 122.551 | 122.571 | 2 |
ユーロ/円 | 135.583 | 135.615 | 3.2 |
豪ドル/円 | 93.856 | 93.896 | 4 |
この表のケースでは、米ドル/円のレートが買値122.571円、売値122.551円なので、1万ドルを買うときに必要となる円は122万5710円、1万ドルを売るときの値段は122万5510円。
つまり、スプレッドの幅は2銭、1万ドルあたりにかかる取引コストは200円ということがわかります。
スプレッドは、FX会社が通過ペアごとに独自に設定しているため、通貨によっても有利なFX会社が変わってきます。最近は多くのFX会社がスプレッドを原則固定にしていますが、為替市場に影響を与える大きなニュースが起こると、スプレッドが拡がるケースがある点には注意しておきましょう。
FX会社を選ぶ際には、スワップポイントやレバレッジを比較するだけではなく、スプレッドの幅に関しても、必ず比較することが大切です。
FXをスプレッドで比較!
スプレッドの仕組みを理解した後は、実際に各FX会社のスプレッドを比較してみましょう。以下の表に、スプレッドが狭いFX会社をピックアップし、通貨ペアごとのスプレッドと、スプレッド変動の有無、さらにそれぞれのサービスの特徴を比較しました。
スプレッドに加え、それぞれのおすすめポイントについてもまとめているので、合わせてチェックしてみてください。
各社スプレッド比較
外為どっとコム(外為ネクストネオ)
手数料 | 無料 |
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スプレッド変動 | 原則固定 |
スプレッド |
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おすすめポイント |
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キャンペーン | 新規口座開設で最大103,000円キャッシュバック! |
第一線で活躍するトレーダーによるWebセミナーや投資レポート、チャート分析ツール、マーケット情報ツールなどが充実しており、その圧倒的な情報量が、トレーダーにとって大きな魅力。スプレッドも最低水準。
DMM.com証券(DMM FX)
手数料 | 無料 |
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スプレッド変動 | 原則固定 |
スプレッド |
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おすすめポイント |
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FX口座数国内第1位※で安心のDMM FX
※1 2015年3月末時点。ファイナンス・マグネイト社調べ(2015年3月口座数調査報告書)
GMOクリック証券(FXネオ)
手数料 | 無料 |
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スプレッド変動 | 原則固定 |
スプレッド |
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おすすめポイント |
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キャンペーン | 新規FX口座開設+所定条件のクリアで、最大30,000円キャッシュバック! |
株やFX、先物オプションを、1つのID・パスワードを使用して取引できる「シングル・サインオン」が特徴。FXや株などの投資商品ごとに口座を開設する手間が省けるため、複数の投資商品の利用を考えている人にとっては非常に便利。
マネーパートナーズ(パートナーズFX nano)
手数料 | 無料 |
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スプレッド変動 | 原則固定 |
スプレッド |
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おすすめポイント |
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スプレッドは広いが、約定率が他のFX会社と比較すると高い傾向がある。
※1 トレーダーが指定した通りの価格で注文が成立する確率のこと
外為オンライン
手数料 | 無料 |
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スプレッド変動 | 原則固定 |
スプレッド |
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おすすめポイント |
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スプレッドの幅は広いものの、取引ツールがシンプルで使いやすく、初心者にやさしい老舗のFX会社として根強い人気を誇る。
今回のスプレッド特集はいかがでしたでしょうか。スプレッドの幅は、FXで利益をあげるための重要なポイント。FX会社を選ぶときは必ずスプレッドについても比較し、取引したい通貨のスプレッドが狭いFX会社を選びましょう!