船場（6540）は、商業施設の企画から設計、施工管理まで一貫して行う企業です。直近の業績を見ると安定的に推移しています。2013年12月期は大幅な赤字、2015年の12月期決算で経常利益が跳ね上がっている点が気になりますが、これは上場を視野に入れた決算処理の可能性もあり、過去5年の利益水準を平均して見たほうが賢明だと考えます。これを考慮した上で市場での吸収金額、時価総額から想定価格を評価すると、若干割高と言えそうです。またZMPという話題のIPOとの同時上場である点も考えると、初値を大きく割り込む可能性も考慮すべきでしょう。
主幹事証券は野村證券、幹事証券はみずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、いちよし証券が担当しています。当該IPOの入手を希望する方は、野村證券など、一定の割り当てが期待できる証券会社の抽選に申し込み、希望を託しましょう。